従来はレリーフというと、銅板か陶板が主流でした。近年、造形会社でつくるレリーフはFRPが大半です。

弊社では、発砲スチロールを削り出して、表面に硬質のコーティングを施します。表面のコーティングにはFRPもまれに使用しますが、ほとんどがウレタン樹脂かモルタル系樹脂です。
特に最近登場したウレタン樹脂のおかげで制作期間が飛躍的に短縮され、コストダウンできたことで、一般には高嶺(高値?)の花だった立体的なレリーフが一気に身近な存在になってきました。

とはいっても、弊社がウレタン樹脂を使うようになったのは昨年からです。日本ではまだFRPが今だに主流で、ウレタン樹脂はほとんど出回っていません。

弊社では、ウレタン樹脂で作業性が高まった分、持ち前の絵画技術で着色で付加価値を高め、リアルな質感表現や味わいなど温もりのある作品づくりで特徴を出していきたいと思います。